母になってこの数年、私になかった時間。
私が『ただ、わたしでいれる時間』。
子どもが生まれてから、
仕事をやめて(育休期間も含めて)
専業主婦になった。
気持ちのどこかで
(私は働いてないから)
家のことちゃんとしないと
子どものこともちゃんとしないと
旦那さんから何かいわれるわけではないのに、
『ちゃんとしなきゃ!』と自分で自分を勝手に追い込んでいた。
働いてない自分をなかなか認めれなかった。
そこに娘の超偏食と戦う日々が始まり、
ますます私の中では子どものことばかりいつも考えてるようになってた。
食事も自分が食べたいものよりも、
娘の食べれるものを外食でも選ぶのが当たり前になり
それが当たり前で自分が何が食べたいかも、わからなくなったこともあった。
次第に自分のことがよくわからなくなった。
息子も生まれて、ますます母としての時間が増えた。
きっと、母親って無意識に子どものことばかりいつも考えてしまうものだよね。
そして、いつのまにか私は
『子どもがいるから』できない。
『専業主婦だから』できない。
って自分がしたいことができないのは、
子どもや旦那さんのせいにして勝手にイライラしてた。
『どうやったらできるか』なんて考えることもなく
はじめから『できない』って決めつけて
やろうともせず、諦めてたこともたくさんあった。
でも、いつからか、こんな子どもはかわいいのに、
旦那さんが大好きなのに
『できない』のを旦那さんや子どものせいにしてる自分が嫌になってきた。
そんな時、娘が幼稚園にはいって、わたしにも少し余裕がうまれたのか
なぜだかわからないけど
『やりたい』と衝動的に思ってはじめたハンドメイド。
これは、私が母でもなく、妻でもなく
ただ、私でいれる時間を作ってくれた。
ハンドメイドをしてると、睡眠不足になることもあるけど、
『自分のやりたい』とおもえることができることがほんとに幸せで
私の心はどんどん満たされていった。
子どもがいても、旦那さんがいても
好きなことができる。
『どうやったらできるかな?』って少しずつ考えれるようなった。
最近は、それをさせてもらえる時間があればあるほど、
旦那さんや子どもへの感謝の気持ちが溢れてくる。
そして、より家族が愛おしくなる。
イライラしてばっかりいた頃の私に足りなかったのは
母でもなく妻でもなく『ただ、わたしでいれる時間』だった。
ほんのすこしでもいい。
『わたしがただ、わたしでいれる時間』が必要だった。
もうすぐ2回目のサークルを開催するんだけど、
子どもと安心して一緒にいながらも
そこにいるママたちが
『わたし、ゆっくり料理作るの実は好きだったー!』
『私、これ好きだったなー』
子ども以外の話を友達同士で話したり
ボケーっとしてみたり
とかママがママの時間一瞬離れて、
『ただわたしでいれる時間』が作れるといいな。
なんてふと思った朝だった。
やっぱり、頭の中でいろんなことが迷走しだした時は、
こうやって無心に言葉にして、書き出すのがすごく気持ちが整理される。
わたしにとっては、この時間もとっても大切な時間だ。
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