謙遜は、ほどほどに

日本人って褒められると、謙遜するのが当たり前になってるよね。


子育てしてても、お母さんたちの集まりで、

『〇〇ちゃん、すごいよね』

って会話をよく耳にするけど、

『そんなことないんよ。うちの子〇〇は全然できなくて』

『うちも家では全然なんよー』

って謙遜して、うちの子のダメなとこ自慢みたいになる時がある。

こんな会話が当たり前になると、無意識に自分の子のダメなところに目を向けてしまうような気がして


いつもどこか違和感を感じてた。


でも、長年生きてきた中で、褒めてもらった時、『そんなことないです』って言ってきたから
(言うものだと思って生きてきたから)

急には変えれないけど、


素直に『ありがとうございます』って言えれるようになるといいよね。


体験保育に行ってる時、すごいなーって思うお母さんと出逢った。

みんなが『ちゃんと』してるのに、マイペースに自分の好きなことを好きなようにする娘に

私は不安になり、イライラして、娘をよく怒ってた。

体験保育、最終日に

『4月から入園する子達が前にでて、先生役をしましょう!』

となり、6人くらい前にでた中、うちの子ともう1人女の子が前にでずにマイペースに過ごしてた。

私は必死に前に出て!って思ってたけど、もう1人の子のお母さんはドッシリと構えて堂々としてた。

その子のお母さんと、ちょうど帰り道が一緒になった時、


『みんなと同じにできなくて、周りのお母さんたちは、あのお母さん大変だねー!って思ってるかもしれないけど、私はもう慣れてるし、想定内のことだから、なんとも思わないんですよね。


きっとうちの子もれいちゃん(うちの娘)も、人よりちょっと感情の成長が早いんだと思うよ。

みんなはまだ恥ずかしいとかそう思わないから、喜んで前にでれるんだけど、うちの子達は、そういう感情が芽生えるのが人よりちょっと早いから、前に出るのは恥ずかしかったんだよね

きっと、賢い子たちなんだよ』

って言った。


私はすごい衝撃的だった。


いつもみんなと同じようにできない娘は、

『みんなより成長が遅れてるとかみんなよりできない』


って思ってたから。

周りの子と、比べてどっちが成長してるとか比べる必要はないけど、

人間ってやっぱり人と比べて、よかったっ安心したり、不安になったりしてしまうもの。


これって比べる必要はないって頭ではわかってても私は無意識にやってしまう自然なことと最近は思ってる。


こうやって無意識に比べちゃう時、

どうせ比べちゃうなら、

そのお母さんがしてる、

『うちの子は他の子より、ここが成長してるから。だからできないのかもしれないね』

って考え方。

誰が優れてて誰が劣ってる

これは、結局のところの真実はわからないけど、

自分の子をできないって私みたいに勝手に劣ってると思って、不安になって、焦ってイライラするよりも

例えみんなと同じことがちゃんとできてないって状況でも


『自分の子はここがすごいから』って思えるお母さんになれたら最高だなって思えた。



私が子どもだったら、そんなお母さんがそばにいてくれたら嬉しいし、心強い。


親だからこそ、うちの子はすごいんだよって誰よりも思ってあげれるって最強だし、そう思ってあげたいよね。


このお母さんとの出逢いは、いつも娘のダメなところ、みんなと違うところを見つけては、凹んでた私の考え方を変えてくれました。

周りと比べて自分の子どもの価値を下げない。

褒めてもらったら、素直にありがとう。

そう言えるお母さん素敵だね❤︎





『ちゃんとした食事にしなきゃ!』をやめた管理栄養士。超偏食の娘が教えてくれてる本当に大切な食事とは〜

ママは管理栄養士。その子どもたちは超偏食だった。 世間で正しいと言われるちゃんとした食事(カロリーや栄養素など)を伝えることが仕事だった私。その知識は全くわが子に通用しなかった。 そんな日々に悩み、そこからたくさんの気づきをもらっている真っ最中。そしてその記録 『食育』で育つのはカラダだけじゃなかった。 カロリーや栄養素よりも大切なことがあった。

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