過去も今も責めなくていい

前から、娘の食事について旦那さんと話してると

2人の間に温度差を感じてた。


元々、口数が多い人でもないので

いつも私が一方的に話して

それを『うんうん』とひたすら聞いてくれるような人。


でも、娘の食事のこととなると、『うん、うん』って聞いてる旦那さんは全然心配してないようにみえて

どこか他人事のような気もして

『どう思ってるんだろう?』

『何か話してほしいな』っていつも思ってた。


今日、子どもたちが早く寝たので、2人で話してると娘の話になった。



今更で、びっくりしたんだけど、

どうやら旦那さんは娘の食事に関して

『偏食』


って全く思ってなかったみたい!
(衝撃的すぎた!!!笑笑)

栄養バランスとかの知識がない人からしたらそう思うの!?

とにかく衝撃的すぎて思わず、

偏食って辞書で調べたよ。


偏食【へんしょく】
食物の好ききらいが著しくかたよっている状態。小児は普通食に至る過渡期にあるので偏食は生理的なこともある。また肉はきらいでも魚や豆腐は食べるような場合も多く,実際上栄養の欠陥を示す例は少ない。治療は両親の偏食の矯正,正しい栄養知識と,料理を工夫すること,食事の強制をしないことなど。



だからか。

この温度差。



私と旦那さんの大きな違い。


私は『偏食はよくないこと』

旦那さんは



単純に『偏食=食物の好ききらいが著しくかたよっている状態』以上◯

そこにいいも悪いもなんのジャッジもない。



正確にいうと、偏食だと思ってなかったというか、偏食が悪いことと思ってなかった。

この捉え方の違い。 




私はずっと栄養バランスとか栄養素とかカラダに及ぼす影響とかこのバランスを整えることが大事って仕事として何年もやってきたから


 

『偏食=悪、健康によくない』

この概念が当たり前すぎて

この概念が当たり前だから、『偏食をなんとかしなきゃ、食べないことも認めなきゃ!』ってずっとずっともがいてた。




対する旦那さんは、

何も食べてないわけじゃないし
 
少しずつ食べれるものも量も増えてきたし

そのうち食べるようになるから大丈夫!って

なんの疑いもなく思っている。

なんなら、この子がこれからいろんなものを食べていく可能性はまだまだ無限だと本気で思ってる。

現に目の前にいる娘は元気だから大丈夫。

なんて、お気楽😂

目の前に起きている出来事は同じなのに

捉え方によって

こんなにも違うんだ!

とビックリ。


きっと、人一倍、バランスが整ってない食事はよくない、もしこれをよしとしてしまうと

『今まで何年も私がしてきたことはなんだったんだろう?』って思っちゃうから…

きっとこれを認めることが私は怖かったんだ。


そして、今までの学びややり方が通用しない今

『栄養なんて学んでも無駄だった!今まで私のしてきたことは全部無駄だった!』なんて
過去の私を責めてひねくれてたんだけど

そんな私へ旦那さんからのアドバイスは、

『自分の今まで知ってたやり方や方法が《今》通用しないならその過去のやり方をずっと握りしめるんでも捨てるでもなくて、一旦しまっておいたらいい。


そこにこだわっていたら新しいやり方はなかなか見つからない。


そして、ゼロから《今》通用するやり方や方法を探せばいい。



それは、今までのやり方とは全然違うものかもしれないから、はじめは怖いかもしれない。


でもその中で、もし今までのやり方が使えそうな場面があれば、だしてきて使えばいいだけ。


無駄なことは何にもないよ


常によくなる方向に考えて行こう


俺は仕事でつまづいた時こう思うようにしてる。


あと、今、娘1人にその知識が通用しないというだけで、過去のその時その知識に救われた人、そしてこれからもその知識を必要としてくれる人はたくさんいるはずだから』



と言ってくれた。

普段多くを語らないだけにたまに言ってくれる言葉がいつも心に響く。


旦那さんのアドバイスでなぜかわからないけどただただ涙が溢れてきた。


過去の私を責める必要もなかったし、今の私を責める必要もなかった。


やっぱり今できることをもっと柔軟にやっていけばいいんだ。



私は常に全力で、時に空回りして、落ち込んでこの繰り返しだけど


こんな私を

『あやらしくていいね』と言ってくれる旦那さんは私にとって最高のカウンセラーでありパートナーだ✨






『ちゃんとした食事にしなきゃ!』をやめた管理栄養士。超偏食の娘が教えてくれてる本当に大切な食事とは〜

ママは管理栄養士。その子どもたちは超偏食だった。 世間で正しいと言われるちゃんとした食事(カロリーや栄養素など)を伝えることが仕事だった私。その知識は全くわが子に通用しなかった。 そんな日々に悩み、そこからたくさんの気づきをもらっている真っ最中。そしてその記録 『食育』で育つのはカラダだけじゃなかった。 カロリーや栄養素よりも大切なことがあった。

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