以前、NHKの発達障がいを特集している番組を見たとき
なぜか気になってずっと頭の片隅にあったことば。
読み書き(学習)障害。
娘が、年少さんの秋頃
『学研習いたい』といってきた。
初めて、自分からしたいっていってきたことだったので
迷うことなく習い始めた。
毎週、宿題があって、半年してるけど
全然字に興味を持たないし
線と線を結ぶのもさえも難しかった。
年中さんになって、周りのお友達はひらがなを覚えて、
手紙を書いてきてくれたり、
学研でもステップアップする中、
娘は全くできないからさらに級を下げることになった。
私自身、幼稚園の頃はカラダをしっかり使って遊んでくれればいいと思ってたから
字がかけなくても読めなくてもそんな気にしてなかった。
でも、宿題の時間はほんとに苦痛だった。
何回言ってもできない娘にイライラもした。
そして、先週の水曜日
『もう、やる気がないなら、やめたら?』と、冷たく言い放ってしまった。
その時、娘は1人でポロポロ涙を流しながら
クレヨンを握りしめて
宿題をひとりでしようとしていた。
その日は、私も冷静になれなくて次の日娘と話しした。
その時、娘の口からでたことばが
『悔しい。なんでみんなみたいにできないかわからない。
できるようなりたい。
ママ、全部書いてあることが同じように見える』
だった。
やる気は人一倍あったんだ。
わたしはこんな風に娘が思ってるなんて思ってもみなかった。
久しぶりに胸が締め付けられるような気持ちになった。
やっぱりか、というショックな気持ちとともに『悔しい』そんな風に思うような感情が芽生えたことにすごい成長を感じた。
私たちが見えてる世界と娘が見えてる世界はどんな風に違うんだろう。
(絵は基本的にグチャグチャと色を塗る感じだけど、
年少さんの最後に初めて顔らしき絵がかけた。
それがママだったことが嬉しい😭)
わたしはどうしてあげたらいいんだろうか。
今は全くわからない。
『なんで、できないの?なんで食べないの?』って誰よりも責めてきたのはわたしだった。
『できるようになりたい、食べれるようなりたい!』そんな風に思っているなんて知らなかった。
いつもたくさんたくさん、責めてごめんなさい。
責めてばっかりだったひどいお母さんだった。
でも、これからは誰よりもこの気持ちを応援してあげたい!!
そう思うように変わった。
娘の担任の先生に話をきいてもらったら、
『人と違う見え方をすること、それは個性。
悪いことをしてるわけじゃない。
他の人にはない感覚をもってる。
それって長所だよ。人と違う感覚があるからこそ、できることが見つかるかもしれない。
その感覚を大切にしてあげましょう。
私たちだって、できないこといっぱいあるでしょう。
だから、堂々としていたらいいんですよ』と言ってくれた。
本当に娘は担任の先生に恵まれてる。
給食のかわりにおにぎりを持っていくこと、ヤクルトのかわりに野菜ジュースを持っていくこと。
学研では、年中さんはみんな一人でやってるけど、娘には1人先生についてもらうこと。
いつも、『すいません、すいません。』って謝ってばかりだった。
みんなと同じようにできないことは、ダメなこと、迷惑をかけていると思っていたから。
でも、偏食に続き、今回の字が全部同じようにみえていること。
周りと同じようにできないことがこれからきっとたくさんあるかもしれない。
時間もかかって、迷惑かけてしまうこともあるかもしれない。
もしかしたら、少しずつ読めたり、かけたりできて、なんだ私が気にしすぎだったんだってなるかもしれない。
先のことはわからないけど、ここにこうやって書いておこうと思ったのは
『娘とともに堂々と生きる』と改めて覚悟したから。
なんでできないの?って避難されることもあるかもしれない。
でも、担任の先生のように、娘の個性であり、長所であると思ってくれる人もいるかもしれない。
私は、
みんなと同じようにできないと娘には自分を責めて欲しくない。
『できなくて、迷惑かけてすいません』
って謝るんじゃなくて
娘のまわりには、こんなにも理解してくれる先生や助けてくれるお友達がいるんだから、
『気にかけてくれて、手伝ってくれてありがとう』って言っていこうと思う。
まだまだ、私自身、気持ちをもっていかれたり、ブレたりすることがたくさんあると思う。
正直、まだまだ気持ちの整理ができてないし、不安なこともたくさんあるし、
できればまだ隠しておきたい気持ちがあるのも確か。
でも、『堂々と生きていこう』って決めたから
こうやって読み返せて、また自分の大切にしたいことに気づけるように書いておきたいと思った。
自分らしく、自分の感じることを大切に生きて欲しい。
何かができる、できないよりも、なによりもそれを大切にしてほしい。
そしたら、きっときっと、あなたにしかできないこと、あなただからできることが見つかるよ。
そう信じてあげれる母になりたい。
0コメント