昨日は、私の中で大きな大きなハードルを超えた1日になった。
ずっとずっと避けていた
『食育』
に携わる仕事をはじめてさせてもらった1日。
(いつもにないくらい数日前から緊張してた)
『食』には、小さい頃から悩んできた私は
『これがいいって言われても思うようにできない』
そんな自分をずっと責めてきて
自分がダメなんだと思ってたけど
娘を産んでからは、
自分を責めても何も解決しないどころか
自分の心はボロボロになり、
娘との関係も悲惨なものになった。
思うように行かなすぎる娘の食事や成長(体重が増えないとか)
『誰よりも悩んで向き合ってきたからこそ、
誰よりもこの気持ちがわかる』
お母さんが管理栄養士なら安心だね!
なんて言われると
栄養のことを伝えてる自分の子が
こんな食べないなんて
どこか私の中で後ろめたさもあって
人に言えなくて
ずっとなんとかしなきゃとか
できれば、誰にも知られたくない隠したいことくらいに思ってた。
今になって
やっとやっと、この大事に握りしめてたちっぽけなプライドを手放すことができた。
手放してみてわかったことは、
こんな私が悩んで苦しんできたことが
自分の強みに変わっていた。
『食育についてなんでも自由に話してください』とのことだったので
栄養士としての立場からの話なら
バランスや野菜のこと、一般的なことを言った方がいいのかな?って直前まで悩む私もいたけど
『正しいと言われる栄養士が一般的に伝えるべき知識を伝えること』
もう私にはそれができないと思って
どこにも属さず、自分の信念を通すってフリーで活動をはじめたんだよね!?
これで、前と同じことしてたら、なんのためにこの道を選んだんだ!?
(フリーで活動してみて、職場に所属して、そこにいたら仕事を与えてもらえることがどんなにありがたいことだったのかほんとに身にしみて感じる
気持ちは妥協して、どこに勤めた方が楽だよね?なんて気持ちが揺れることも何度もあった)
そんな葛藤と闘ったあと、
自分へ一喝
せっかく『なんでも話してください』ってチャンスをもらったんだから
思うままに思うことを伝えよう!
『食育について学ぼう』と学びの場に足を運んでるくださるお母さんたちは、
子どもに対する愛情に溢れていて
とても意識が高くて
栄養の知識や情報もよく知ってる
それ故に
『せっかく作っても食べないんです』
『食べさせた方がいいと思うんですけど、食べない。食べなくて大丈夫ですか?』
こんな悩みに至る。
私と同じだー!!
そして、気づかぬうちに、いつの間にか
『どうしたら食べるかな?』って
食べさせることが目的になってしまって、私のように悲惨なことになってしまう。
どんなお母さんも本来の願いは
子どもが元気に健康に楽しく生きて欲しい
(食事はそのために必要な要素のひとつ)
みんなこれは、変わらないから
その気持ちを見失わないように
これを伝えれたことが何よりも幸せだった。
最後にいただいた感想で
『子どもの好き嫌いとゆっくり向き合おうと思えた』
『こころの栄養って考えたこともなかった。
いつも早く早くって急かしてたから、今日はゆっくりでいいよって言ってあげようと思った』
『子どもの欲しくない気持ちも尊重してあげたいと思った』
『もっと、私も力を抜いていいんだなって思えた』
主催者さんからも、
『こころの栄養って言った時、お母さんたちの顔が変わったのがわかった』と言ってくださった。
やっぱり、何をどう食べるかだけじゃない。
その時、どう感じるかも大切にしたい。
私のように、
本来の願いを見失って子どもとの大切な時間をお互いに涙してつらい時間になるお母さんが少しでもいなくなりますように。
食事の時間がツライ、そんな子どもが少しでもいなくなりますように。
こんな願いを胸に、私にできる食育の活動をしていきます。
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